201612/10

口臭の原因は舌の舌苔、8つのテクニックで一気に取り除く

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劇的に抑える口臭の原因

口臭が気になるというアナタ、いますぐ鏡で舌をチェックしてみて下さい。舌の画像のような白っぽいものが溜まっていませんか?これは“舌苔(ぜったい)”といって、食べカスや雑菌のかたまり。そして、実はこれが悪臭の大きな原因となるのです。

舌苔にこびりついた雑菌出典:気ままに備忘録

口臭は、大きく2つに分けることができます

1つ目は生理的口臭

これは誰にでもあるもので避けられません。たとえば、朝起きたときの口臭。これは、眠っている間にロの中で細菌が繁殖するため臭うのです。また、食べカスが腐食し始める食後3時間くらいたってからの口臭も避けられません。ただ、生理的口臭は食事をとるか、歯をみがくかで消すことができます。

2つ目は、ロの中の細菌が起こす腐敗

その原因は次の5つです。

  1. 歯垢や食べかすによる腐敗臭
  2. 歯肉炎や歯槽膿漏による臭い(膿臭)
  3. 入れ歯や虫歯による腐敗臭
  4. 舌苔の腐敗臭、硫化水素臭
  5. 扇桃腺についた膿栓の膿臭

歯垢による口臭は歯をこまめに正しくみがくことで、虫歯・歯周病によるものは歯科医で治療することで、入れ歯のニオイは入れ歯を清潔にすることで、また扁桃腺のトラブルはうがいで改善します。

また、舌苔による口臭はあまり知られていませんが、実は口臭の大きな原因を占めています。舌は面積が広く、食べカスや細菌がつきやすい場所。舌苔は、正しくこすり取る必要があるのです。

最近はエチケット志向が高まり、臭いを気にする人が増えてきました。とくに口臭は、自分では分かりにくいために、余計に気になります。歯磨きやマウスウォッシュで一生懸命ケアをしているのに、舌苔の除去までは行き届いていないという人は意外と多かったりするのです。

そこで、これから「口臭の温床“舌苔(ぜったい)”の正しい取り方」を8つご紹介します。どれもカンタンで、コストもあまりかかりません。ぜひ、どれからでも実践してみてください。

口臭が起こりにくい“正常な舌”とは?

口臭が起こりにくい健康な舌の状態は次の画像のような状態です。舌は程よくピンク色で、舌の中央部に白い薄い舌苔状のものが見えますが、これは口臭を引き起こすような舌苔ではありません。舌表面には、非常に繊細で細かい糸状の糸状乳頭と呼ばれる乳頭が存在します。

健康な舌の状態

健康な舌の状態

次の画像はラットの糸状乳頭ですが、人間もほぼ同じです。舌の表面には、細くて角質化した先端をも存在し、肉眼で舌を見た時に薄く白い毛のように見えます。乾燥すると、より白く毛羽立ってザラザラしてきます。

糸状乳頭(ラット)

糸状乳頭
出典:Dr.HONDAの口臭バイブル

糸状乳頭には味を感じる味蕾(みらい)が存在せず、基本的な味の感知には関係しません。糸状乳頭は角質化しており、動物では食べ物を舐めた時、ヤスリのようにこそぎ取る役割を担っています。

人の場合は唾液をその隙間にためることで、ドライマウスを防いでおり、唾液の分泌の盛んな子供では短く、唾液分泌能力が低下してくると長くなります。

また、口腔内乾燥が起こると糸状乳頭は長くなり、長くなりすぎると飲食物残澄もたまりやすくなり、口臭も起こりやすくなります。

しかし、ブラシなどで磨きすぎてしまうと糸状乳頭は容易に剥がれ落ちて、粘膜が荒れた状態になります。こうなると、口腔内が乾燥しやすく、かえって口臭が起こりやすくなってしまうのです。写真のように見えているときは正常なので、磨いたりするこしは禁物。

この白い薄い舌苔(糸状乳頭)の間には、小さく赤く点々と見えるのは茸状乳頭(じじょうにゅうとう)と呼ばれるものです。糸状乳頭に似ていますが茸状乳頭(じじょうにゅうとう)は角質化しておらず、肉眼では血管が透けて先端が赤く見えます。

糸状乳頭と同様に舌上面の全体にわたって存在しますが、とくに舌先側の表面に集中しています。この茸状乳頭には通常1個~数個の味蕾(みらい)が存在しています。もしも歯ブラシなどで舌を磨くと容易に傷つき、味覚異常を引き起こすので注意が必要です。

テクニック1 口臭の発生源の舌苔は「ティースプーン」でクリーニング

口臭の発生源の舌苔を取り除くには、歯ブラシでこする方法もありますが、それでも落ちない人は、舌の溝に舌苔を押し込んでしまっている可能性があります。そんなときは、ティースプーンなどの金属で舌の表面を軽くぬぐってみてください。

これは朝一番に行うのが理想的。夜間は排毒機能が高まっているので、舌苔中には細菌の他、重金属や化学物質などの毒素も含まれているためです。ものを食べたり、歯みがきをすると、それらが体内に逆戻りしてしまうので、その前に舌苔を取り除いておく必要があるのです。

ただし、あまりゴシゴシこすると舌を傷つけてしまうこともあるので、軽くぬぐう程度にとどめてください、白いものがスプ-ンについてこなくなり、スプーンを嗅いで臭いがなくなったらOK。あまり取れていない感じがしても、毎日続けることで口臭予防の効果があらわれます。

テクニック2 粗品タオルでOK!舌苔を取って腐った卵のような口臭が改善

誰の家でも1本はある「粗品タオル」。舌苔除去用のブラシ等がなくても、すぐに舌苔ケアができます。

タオルで舌苔ブラシのやり方

タオルと鏡を用意する

タオルは高級なものより、粗品など目のあらい薄物が適しています。そのタオルを人差し指に巻きつけます。滅菌ガーゼで代用してもOKです。

  • 「あっかんべー」をするように舌を出して、もう一方の手で舌の端をつまんで固定する。
  • タオルを巻きつけた指で、舌の奥から3~4回、往復しながら軽くこする。

舌を中央から左右に分けて、それぞれをこするようにしましょう。

  • 糸状乳頭は奥のほうから前のほうに向いているので、奥から前の方向に、できるだけカを入れずに舌の上のぬめり(粘液性唾液層)のみを取る感じで行ないます。
  • 鏡を見ながら行うこと。
  • タオルは清潔なもの使い、早めに洗いましょう。
  • これを1日1回行う習慣をつけると、腐った卵のような口臭を絶つことできます。

市販の舌苔ケアアイテム選びはどれが正解?

ドラッグストア等では、タングススクレーパーなど舌磨き専用の清掃具が売られていますが、できれば、糸伏乳頭を傷つけにくい、へらタイブのタングススクレーパーやスポンジのような素材がいいでしょう。使用に際しては、事前に使用上の注意や使用方法についてよく読み、説明のとおりに行なうようにしてください。

参考:コケとっと舌クリーナー

舌クリーナー

舌にたまった雑菌や食べカスによる舌苔の発生を抑えます。1週間に2~3回程度の使用で口の中を清潔に保ちます。

出典:Amazon

 

テクニック3 食後のデザートで口臭を防ぐキウイフルーツは舌苔を取る魔法の果物

ロの中の乾燥、食べたものや飲んだものの臭い、虫歯や内臓の病気など、口臭の原因にもいろいろありますが、舌の汚れも口臭のもとになります。

舌の表面は小さなひだでおおわれています。この小さなひだにくっついている白っぽいものを舌苔といい、これが口臭の原因になるのです。

舌苔はロの中からはがれ落ちた古い細胞や食べもののカスに、ロの中にいる細菌が集まったもの。タンパク質の固まりで、歯の表面にくっつく歯垢(プラーク)と同じようなものと孝ぇるとよいでしょう。ですから歯みがきで歯垢を取り除くように、舌苔もまめに取り除かないと細菌がどんどん増えて、悪臭を放つ硫化水素が発生!いやな臭いのもとになってしまうのです。

この舌苔を取るポピュラーな方法は歯ブラシでこすり取ったり、専用の舌ブラで取り除くというやり方です。しかし舌の表面はデリケ-トで、刺激に弱いもの。何回もこすっているうちに舌がヒリヒリしてきたり、舌の表面を傷つけてしまうことがあります。

舌苔が気になる場合は、食後のデザートとしてキウイフルーヅを食べてみてください。キウイフルーツには舌苔(タンパク質)を分解・除去する“アクチニジン”といつ酵素(化学反応を助ける物質)が豊富に含まれているのです。

食べ方にはちょっとしたコツがあります。皮をむいて薄く輪切りにしたキウイフルーツを、まず舌の上にのせてください。そしてアメをなめるように、キウイフルーツを30秒ほど、舌の上で転がしてから食べるとよいでしょう。アクチニジンは唾液に溶けやすいのですが、舌の上で転がすことで、舌の細かなヒダの間のすみずみにもしっかりいき届きます。

キウイフルーツは食後にデザートとして食べるのがおススメ。歯や歯ぐきについた歯垢も口臭の原因になるので、キウイフルーツを食べたあとは歯みがきも必ず行ってください。パイナップルやパパイヤにも、キウイフルーツ同様にタンパク質を一解・除去する酵素が含まれているので、これらの果物を舌の上で転がして食べるのもいいでしょう

テクニック4 「舌くちばし」呼吸で唾液腺を刺激唾を増やして舌苔を洗い流そう

口臭の原因にもなる口内の細菌。その温床となる舌苔を取り除くことで、口臭はかなりの確率で改善されます。

そこでおススメなのが、「舌くちばし呼吸」です。これは、ヨガではシータリー呼吸法と呼ばれ、舌を丸めてくちばし状にし、そのすき間から空気を吸い込んで行います。

舌くちばし呼吸では、ロをすぼめることで、耳の下にある耳下腺と顎下を動かします。さらに、舌の筋肉も使われ、舌下の動きも活発になります。つまり、この呼吸を繰り返すだけで、3つの唾液腺をマッサージしているのと同じ効果が得られ、唾液の分泌をスムーズにすることができるのです。

息を吸い込むときは、ロの中が渇いた感じがするかもしれませんが、舌を口内にしまうと自然に唾液が出てきます。この豊富な唾液が、舌苔を洗い流してくれるのです。しかも、この方法ならむりやりこそげ落とすのと違い、舌を傷つける心配がありませんし、舌苔の中に存在する善玉菌を残すこともできます。まさに、口内環境を整える上で、理想的な方法といえるでしょう。

この呼吸法を3日ほど続けると、雑菌の繁殖が抑えられ、ロの中がベタつかなくなったり、口臭がなくなるなどの効果を実感できるようになるでしょう。

舌回しのやり方

口の中で舌をぐるりと回す

口の中で舌をぐるりと回す

口を閉じ、舌先で歯の内側をなぞるようにしながら、舌を回す。右回り10回、左回り10回行う。

出典:顔のたるみ解消.com

舌を外に出してぐるりと回す

舌をできるだけ外の出し、大きくぐるりと回す。これも左右10回ずつ行う。

舌を出したり引っ込めたりする

できるだけ舌を外に出したあと、さっと引っ込める。これを10往復行う。
※舌回しをしたあとはうがいをして、口内を清潔にしましょう、

テクニック5 いつでも唾液を促進カンタンに口臭・舌苔できる「ガム法」

唾液の分泌を活発にさせ、口臭や舌苔の予防に効果的なのが「ガム法」と呼ばれるものです。「ガム法」とは、ガムをボールのように丸めたまま、噛まずに舌の上に常においておく方法。

「ガムのボール」を噛まない限りは異物として認識されるため、反射的に吐き捨てようとして、水のような唾液が分泌され(異物反射)、舌は活発に動き、飲み込んで排除しようとするので、たまった唾液を飲み込めばOK。

舌の裏側には、舌下騰、顎下腺の開口部があり、舌が動くことで唾液が活発に分泌されるようになります。ある程度、唾液がたまるし反射的に飲み込み、飲み込むと同時に舌の裏から新鮮な唾液が分泌されます。この分泌・飲み込みの連動した機能によって、新鮮な唾液が口腔内に循環するようになります。

こうしてロの緊張がなくなると同時に無臭になってきます。ガム法のポイントは、ガムのボールを噛まないようにすること。なぜなら、会話する時は瞬時に上の奥歯し頬の間に挟む必要があるからです。話をしていない時は舌の上に、異物と認識したガムのボールを常においておきます。

会話するときは、舌の上にあったガムのボールをすぐに上の奥歯と頬の問に挟めば、耳下腺が刺激を受け、会話中は頬の筋肉も動くために、その刺激によって耳下腺からサラサラとした唾液が常に流れるようになります。ガムを噛まなければ、ロの中にガムのボールがあることもガムを挟みながら喋っていることも相手に気づかれることはありません。

唾液腺と耳下腺

ガム法の特徴は唾液の分泌の反射を利用していることです。また口臭を予防する唾液の役割については、口臭の防止、改善に手ごたえを感じる唾液を引き出す10ヶ条を参考ににしてください。

ガム法のメリットについて見てみましょう

飲食後の口腔内のpHコントロールがスピーディーに

毎食後にガムを噛むと、ガムを噛むことによって大量の唾液が分泌されます。食後は口腔内の細菌がほとんど活動していません。酸性化を引き起こし、口臭や虫歯の原因となる舌の上や頬に挟まった飲食物残りカスを、ガムで素早くカンペキに取り除くことが重要です。食後にガムを噛むことでこの目的はすぐに達成されます。

また、ガムがロの中に入れっぱなしであらために、途中でコーヒーや乳飲料などを飲んだ後も素早く口腔内の清潔保持や自浄性を向上させ、常に新鮮な唾液の流れを確保するように働くため、pHも安定するようになります。

舌苔がつかなくなり舌の血行が良くなる

話をしない間も舌の上でガムのボールが常に動き、その動きにつれて舌の血行が促進され、舌がきれいになります。また、舌表面への飲食物残りカスや、喫煙後のタールの付着なども除去されます。

口呼吸ができなくなり口腔内乾燥が起こらなくなる

口臭を引き起こす最大の原因として、口腔内の環境をベストにする唾液の不足、つまりロ腔内乾燥があります。その口腔内乾燥を引き起こす最大の要因として口呼吸があります。

会話中は必ず口呼吸ですが、会話していない時に口呼吸の習慣がある人は口臭のリスクが非常に高くなるだけでなく、歯周病や喉の疾患、アレルギーなどのリスクも高くなってしまいます。

会話をしない時は舌の上にガムのボールがあるので、脳は異物し認識して吐き出そうとするため唾液をどんどん出し、さらに舌は常に動くため、たまった唾液をどんどん飲み込みます。ロの状態はちょうど、食事をしている時と同じ状態になります。つまり舌の上にガムがある限り、ロで呼吸できなくなります。

その結果、口呼吸の習慣がある人も意識せずに口呼吸を防止できるのです。同時に、生理的口臭や様々な病気の引き金になる口腔内乾燥も防止にもなります。

唾液の流れがキープできれば口腔内乾燥がなくなり不快な感覚も起こらない

唾液の流れが自動的に維持できるようになれば、唾液の停滞することで起こる「ネバネバ」「カラカラ」した感じ、また「酸っぱい」「苦い」などの不快な味覚を感じることはなくなります。

舌磨きをしなくても舌が清潔に保たれる

常に丸いガムのボールが舌の上にあり、無意識に舌が動きつつ舌の上を移動し続けるので、舌磨きをしなくても舌表面を傷つけることなく舌はキレイになっていきます。

テクニック6 ガムがなくてもOK!舌回しで舌苔を防止

「ガム法を実践したいけど、たまたま手元にガムがない」というシーンでも諦めなくてOK。ガム法と似た効果が得られるのが「舌回し」です。

舌は「第3の手」と呼ばれるほど強力で自由がきく筋肉でできていて、さまざまな働きを担っています。たとえば、ロに入れた食物を動かし、唾液とからませるのも舌の役割。話すときも、舌を動かすここで言葉として声を発することができます。

しかも、舌は多くの経絡(エネルギーの通り道)とつながっているので、舌にあるツボを刺激すれば、体のツボ押し同にさまざまな不調を改善することができるのです。ただ、舌のツボを押すのは大変。そこで実行したいのが舌回しというワケです。

舌を回して、舌や歯ぐきなどにあるツボを刺激すれば、内臓の機能が改善されます。そうすると、内臓の不調のあらわれである舌苔もなくなります。

舌のツボ

舌のツボ
出典:All About

歯ぐきのツボ

歯ぐきのツボ

また、舌を回すと唾液がたくさん分泌されます。唾液が増えれば、舌苔を棲み処にしている雑菌を洗い流すことができます。つまり、舌を回すことで、舌苔に棲み着いた雑菌を減らすと同時に、舌苔そのものをなくすこともできるというワケです。

舌回しはいつ行ってもかまいませんが、朝と夜の2回行うのがおススメです。副交感神経が活性化されるので、朝行えば気分がスッキリしますし、夜行えばリラックスして安眠につながります。

始める前には、水でうがいをし、タオルやガーゼで舌についた汚れをぬぐい取り左のやり方に従って試してみてください。

テクニック7 コーヒー・タバコで着色した舌も「ガム」&「水すすぎ」で簡単にキレイに

飲食後や喫煙後に、食べ物や飲み物の種類によっては次の画像のように、しばらくの間、着色を認めることがあります。

コーヒーやタバコで着色した舌

コーヒーやタバコで着色した舌

とりわけ喫煙後によく見られますが、これはタバコを吸っている間は口呼吸しながら吸うために乾燥が起こるため。タバコにはタールが含まれており、喫煙によって乾燥した舌表面に付着すると取り除くことが難しく、長く残ることになります。またタバコの場合は唾液の流れが止まり乾燥が続くので、最初は煙のにおい、やがては焦げ臭いにおいが口臭として発生します。

もともと口臭がある場合は、これと混じり合って、とても不快な口臭になってしまいます。タバコを吸う人は、時々舌の状態をチェックして、タールが付着している場合はすぐにガムを噛むとかタブレットを舌の上で溶かすなど、タバコを吸った直後の対応が重要になります。

飲料で、長い間、舌の上に停滞して着色を起こしやすいものの一つがコーヒーです。また乳飲料も残りやすいので注意が必要です。

舌の着色を防ぐには、飲食後や喫煙の直後に舌をキレイにすることが大切です。着色対策に効果的なのは、ガムを噛むこと。ガムを噛めば舌がよく動き、唾液がたくさん出るため着色を防げます。ガムがない場合は、水を少し含み、舌をロの中でよく動かして着色を水に溶かして飲み込むようにしましょう。

飲み込む瞬間に味や臭気を感じるはずで、臭気や味がなくなるまで行なうと舌がきれいになり、乾燥を防ぐことができます。また、タブレットを舐めることにも同様の効果があります。

舌をキレイにしておくことは口腔内環境をよくする意味からも重要ですが、あくまでも機能的に安全に行なわなくてはなりません。

食後は食べたものが舌表面に残りやすいので、食後すぐに水をロに含み、ロの天井を上手に使ってゴシゴシして、味や臭気がなくなるまで数回清掃してください。その水は飲んでもかまいません。

水によるお口直しをすると舌の血行がよくなり、舌の運動にもなり、さらに直後から新鮮で自浄性や殺菌性に富む唾液が出てきます。こうすれば舌表面を傷つけることもなく、安全に過剰な舌苔を付着させなくてすみます。

テクニック8 食べて口臭を解消!便秘によるしつこい舌苔には「発酵ねりゴマ」

舌苔は、口臭の原因になることから、お菓子メーカーなどでも「舌苔ケア」が注目されています。ケア方法はいろいろありますが、舌苔は物理的に取ればそれでOKというわけではありません。口臭の原因は、舌苔と思い込んでいた60代女性のケースは次のようなものです。

60才をすぎてから、口臭が気になっていたところ、テレビや雑誌で「口臭の原因は舌苔」と紹介されていたので、毎日ゴシゴシと歯ブラシで舌をみがいていたものの、いっこうに口臭がなくならなかったのだとか。

あとで分かったことですが、その口臭の原因は、舌苔だけではありませんでした。実は、彼女はひどい便秘症。若いころから1週間出ないこともあったといいます。腸内に便が長時間滞留すると、腐敗して毒素が発生します。この毒素は体中を通って、やがては口臭の原因になるのです。

さらに、明確な因果関係は不明ですが、便秘がちな人は舌苔も厚くなりやすく、体内の毒素によるニオイとともにダブルで口臭がきつくなってしまっていたというワケです。

舌苔ケアをしても効果がなく、便秘気味という人におススメなのが、便秘解消に効果的な「ねりゴマ」です。毎日、ねりゴマを食事に取り入れるというものですが。ヨーグルトにねりゴマをスプーン1杯分入れて、デザートに食べると毎日続けられます。

ヨーグルトの酸味が気になるという人も、ねりゴマを入れると、酸味がマイルドになってGood!効果には個人差はありますが、食べ続けて1週間後あたりから、自然に便が出るようになり、厚い舌苔が消えいつの間にか口臭も消えてくるでしょう。

便秘症で口臭も気になる人は、まず便秘から治すと口臭も自然と消えるのかもしれません。

参考:九鬼 純ねりごま白スタンドパック

純ねりごま白スタンドパック

厳選した白胡麻の皮を独自の方法で物理的に取り去り、ほどよく煎ってから特殊製法で練り上げた自慢のねりごま。胡麻豆腐、しゃぶしゃぶのたれ、ドレッシングに加えて料理のコク出し、隠し味として幅広く使えます。

出典:Amazon

アレルギー体質の人は要注意!合成界面活性剤入り歯磨き剤で舌に大ダメージ

次の画像はラットの舌に市販の合成界面性剤の入った歯磨き剤を作用させた後の状態を観察したものです。

舌に市販の合成界面性剤の入った歯磨き剤を作用させた後の状態
出典:Dr.HONDAの口臭バイブル

正常な舌の状態と比較すると糸状乳頭が損傷を受けているのが観察されます。

歯を磨いてから、しばらくして口中が不快に感じたり、味覚がおかしく感じたり、口臭を感じるという人は、唾液で歯磨きをする程度にしておいたほうがいいでしょう。新鮮な唾液自体に虫歯を予防する効果や口腔内の自浄効果があるためです。

日本の歯磨き剤やデンタルリンスには多くのラウリル硫酸ナトリウムなどの合成界面活性剤が含まれています。これらに対して過敏な人は、合成界面活性剤などを含まない天然素材成分主体の歯磨きを選びましょう。

また、アトピーや金属アレルギーなどアレルギー性素因(体質)の人の場合、たとえば化粧品に対してかぶれやすいとか、皮膚が敏感な場合などは、口腔粘膜も口腔内ケア用品仁含まれる化学物質に対して過敏な場合があるうえ、味覚異常になってしまうケースもあり注意が必要です。

どうしても歯磨き剤を使いたいのなら、できるだけ少量にして、歯を磨くときに分泌される唾液を利用して歯磨き剤を薄めるようにするといいでしょう

まとめ

舌は歯よりもずっと柔らかくデリケートな器官です。自宅で舌苔のケアによって、刺激感や味覚の鈍化などの不調を感じたら、念のため、最寄りの歯科医院などで指導を受けることをおススメします。

 

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