201704/26

男の身だしなみを変えるミドル脂臭対策と加齢臭

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ミドル脂臭と加齢臭のメカニズムと対策方法

女性が男性を見るとき、ルックスよりも「清潔感」を最も重要視します。「清潔感」と対極にあるのが「臭い」人。確かに体臭も含めて個性ですが、不快なニオイは確実に嫌われます。「清潔感」がない人は、いくら性格やルックスが良く、仕事ができたとしてもモテません。

「職場の身だしなみでどうにかして欲しいことは?」と聞いた、株式会社マンダムの調査によるアンケート結果では、やはり、体臭と口臭が断トツです。特にミドル脂臭は女性が感じる不快感として大きな反応をしています。

体臭(ミドル脂臭)と口臭は職場での身だしなみのTOPに入る

オフィスで同僚に“どうにかしてほしい”ことのTOPは「体臭」に。デスクで、会議室で・・ 口臭と違って体臭の場合、距離があったり時間が経っても様々な場所で気になるものです。出典:(株)マンダムのプレスリリース

また、総合情報サイト・オールアバウトの生活トレンド研究所で調査では、「3割以上の人が会社の同僚のニオイが気になっている」との結果もあり、このうち、大半の人が「ニオイの指摘はできない」と回答したのです。

これは、「関係を壊したくない」のが主な理由で、それだけスメルハラスメントはデリケートな問題といえます。ということは、誰にも指摘されないまま嫌われる「悪臭メーカー」になっている可能性もあります。これって最悪なパターンですね。

ミドル脂臭も嫌われている

体臭には、「汗臭」や「ワキガ」「加齢臭」がよく知られていますが、最近は「ミドル脂臭」というワードも注目されています。「ミドル脂臭」と「加齢臭」、どちらも10~20代にはない体臭で、ある一定の年齢になると自然に発生するものです。

知らないうちに他人を不快にする30~40代男はニオイの三重苦

  1. ワキや頭など汗諌の多い場所で雑菌が繁殖する「汗臭」
  2. 頭部、首から脂っぽい悪臭を放出するミドル「脂臭」
  3. 背中や体幹から発する、枯れたようなニオイが「加齢臭」

30代後半~40代男性がケアすべき匂いは加齢臭だけではなくミドル脂臭です。出典:日刊SPA!

「30代半ばあたりから、体臭に変化を感じた」という人は、「加齢臭」ではなく「ミドル脂臭」かもしれません。実は、「加齢臭」と「ミドル脂臭」は加齢にともなう体臭ということは共通ですが、全く異なるニオイ物質から発せられるものなのです。

では、両者はどう違うのか?まずは、『「加齢臭」と「ミドル脂臭」そのメカニズムとニオイ成分の違い』を、詳しく解説します。さらに、その『どちらのニオイにも効果的な予防・改善法』もピックアップ。大人の男の身だしなみ、今日から始めてみませんか?

1.「加齢臭・ミドル脂臭」は薄毛より「気になる」!?

世の中にはワキガをセクシーと感じる人もいるように、「加齢臭が好き」という女性だっていないことはないでしょう。とはいえ、それはあくまで少数派です。

ミドル脂臭は、わきがよりも嫌われる原因の1位

2014年、ソフトブレーン・フィールド主催のアンケートで、興味深いデータがありました。30~40代の既婚女性1,156人(平均年齢44歳)に調査したところ、「夫の身体で気になること」で「加齢臭・ミドル脂臭」が、「薄毛」を抑えて堂々の第1位にランクイン。あの「ワキガ」よりも上位に入っており、35.0%の人が「気になる」と答えていています。

夫の身体で気になることは何ですか?

ミドル脂臭は、身体で気になる匂いの堂々の1位になったアンケート調査です。出典:Sankei Biz

2.今さら聞けない!「加齢臭」とは?

中高年の人は、若者にはない独特の体臭を発生させています。それは決して気のせいではないことが医学的にも明らかになっていて、加齢にともない、ロウソクに似たような独特の体臭が出てきます。これが「加齢臭」です。

加齢臭の匂いの元はノネナール

もともと「加齢臭」という言葉は、資生堂が1999年に「高齢者特有のニオイの元」を発見したさいに、命名されたもの。資生堂の突き止めた二オイの元は、「ノネナール」という酸化物質です。

「加齢臭」の原因はノネナールという成分。これは表皮の皮指に含まれる「9-へキサデセン酸」が酸化されてできるもので、若い人にはほとんどありません。

若いうちは新陳代謝が活発に行なわれるので、汗の量は多く、皮膚のカスの量も多いようです。年を重ねると、汗や皮膚のカスの量は少なくなりますが、脂の成分が変化するようなのです。こうして、年齢により発するニオイは変化します

肌の表面に出てきた皮脂は、さほど臭くはありません。しかし、脂は、汗や古くなった皮膚と混ざります。これは時間がたつと、酸素などによって酸化して変質します。また、脂の混ざった汗や皮膚のカスは、菌や微生物により分解され、ニオイを発しはじめます。

加齢臭のメカニズム

体の皮脂の成分は中高年以降から変化が生じて、加齢臭の元になるノネナールが多く発生していきます。

 

この「ノネナール」は40歳を過ぎると急増します。年を取ると抗酸化力が落ちるため、9-へキサデセン酸が酸化されやすなります。また、9-へキサデセン酸自体も年を取ると増える傾向にあります。

特に、「胸」「背中」「頭」「脇の下」など皮脂腺の多い部分でノネナールができやすいのも特徴です。ノネナール自体は、「脂っぽく青臭い」ニオイが特徴で、加齢臭は「古いロウソク」のほかにも「古い油」「押し入れの中」「ブルーチーズ」などと例えられます。

3.ミドル脂臭は加齢臭とは別ものだった!

ミドル脂臭の正体とは?

「ミドル脂臭」はマンダムが発見した、30 ~40代男性特有のニオイのこと。脂のようなニオイが主に後頭部から発し、女性を本能的に不快にさせてしまうというやっかいな性質があります。

ミドル脂臭のメカニズム

ミドル脂臭は、汗の臭いや加齢臭に次ぐ第3の匂いです。

 

「ミドル脂臭」は、最近の体臭研究で新たに発見された臭いで、汗の臭い、加齢臭に次ぐ第3の体臭と言われています。よく、「加齢臭」と混同されがちなのが、ミドル脂臭の主成分は「ノネナール」ではなく、「ジアセチル」「ペラルゴン酸」という物質です。

ペラルゴン酸

「ペラルゴン酸」は、2008年にライオンが「30代男性特有のニオイの原因である」と発表した物質です。10代男子のニオイとも加齢臭とも異なるニオイが30代にはあり、それは「ペラルゴン酸」によるものだと分かりました。

ペラルゴン酸は、「使い古したような油のニオイ」が特徴で、この成分が30代男性の皮膚には存在し、加齢臭ともまた異なる脂っぽいニオイを発しています。

30代男性にペラルゴン酸が多いのは、「30代男性は皮脂量の分泌量が最も多い」ことが要因のひとつ。ペラルゴン酸は、皮脂の一部が酸化することで発生するのです。

ジアセチル

一方、2013年にマンダムが発表したのが「ジアセチル」です。若い世代の加齢臭の原因となる物質で、30代以降の頭皮に存在します。

「ジアセチル」単体でも古い油のニオイがありますが、頭皮に存在する「中鎖脂肪酸」と混ざることで、強烈なニオイを発します。マンダムはこのニオイを一般的な加齢臭とは区別して「ミドル脂臭」と名付けています。

年齢臭の原因物質は3種類

ペラルゴン酸は30代男性に多いニオイの元ですが、男性の体臭や加齢臭の原因としてはペラルゴン酸を含めて主に3つ。「汗臭」「加齢臭」そしてこの「ミドル脂臭」。中年男性は最も体臭が発生するのです。

  • ノネナール(1999年資生堂が発見)
  • ペラルゴン酸(2008年ライオンが発見)
  • ジアセチル(2013年マンダムが発見)

加齢臭が発生ずるのは、40~50代以上の人に多いですが、ミドル脂臭は30~40代の比較的若い世代に発生します。この世代の人が「枕が臭う」と感じたら、それは加齢臭ではなく、「ミドル脂臭」と考えたほうがいいでしょう。

4.ミドル脂臭は加齢臭よりやっかい!?

ミドル脂臭は最も女性が避けるニオイ

30代以上の男性にとって、周りの女性から自身の体臭についてどう思われているか気になるところです。じつは、加齢臭よりも女性にいちばん敬遠されるのは、「加齢臭」より「ミドル脂臭」。もともと、女性は男性に比べ嗅覚が鋭いもの。男性同士では気にならない程度の臭いでも、女性は見逃してはくれません。

なかでも、この「ミドル脂臭」の主成分「ジアセチル」が放つ臭いは、別名「つわり臭」とも呼ばれており、女性が嗅ぐと「胸がムカムカするほどの不快感」を感じます。これは理屈ではなく、もはや生理的に嫌悪される臭いなので、ミドル脂臭を発しておる男性は、女性から致命的に嫌われる原因になってしまうでしょう。

女性にとってミドル脂臭は、とても嫌な匂いとして認識されています。出典:Spotlight

さらに、困ったことに「ジアセチル」は、汗のなかに含まれる「乳酸」と「皮脂」が酸化してできる「中鎖脂肪酸」が結合することで、加齢臭と比べ物にならないくらい強い(使い古した油”のような)臭いを発生させてしまいます。

ジアセチルは、日本酒の醸造過程でも生まれることがありますが、もし原酒樽のなかにほんの少しでもジアセチルが発生した場合、香りや風味は一気に失われ、樽ごと廃棄しなくてはならないほど、臭いの強い成分なのです。

また、ミドル脂臭は、後頭部から首筋の後ろ側にかけて発することが多く、自分では気づきにくいという特徴がある。「何もしていないのに、最近女性に避けられている気がする」と思っている人は気をつけたほうがいいかもしれません。

ミドル脂臭と加齢臭 どちらも原因は「生活習慣」

  • ミドル脂臭の原因は、加齢臭と同じで「生活習慣」にあります。
  • 脂っこいものが好きで野菜をあまり食べない
  • 休みが少なく疲れ気味
  • ストレスの多い環境で仕事をしている

といった人に起こる傾向にあります。

基本的な対策法は次にご紹介しますので、アラサー世代の若い人もぜひ実践してください。

5.ミドル脂臭は老化現象

ニオイを抑えれば若返り&ダイエットにも効果を期待できる

 

さて、主に3種類ある男性の体臭や加齢臭の原因物質。それぞれに専用のケアアイテムを利用するのも良いのですが、この原因物質はどれか1つだけを持っているワケではありません。大抵の人は3種類を同時に抱えており、ピンポイントのケアをしてもあまり意味がなかったりします。

「ペラルゴン酸」「ノネナール」「ジアセチル」のニオイ予防は“抗酸化”がポイント

「ペラルゴン酸」「ノネナール」「ジアセチル」の対策全てに共通しているのは、「抗酸化が有効」ということです。この3つの物質の産生過程には「酸化」が関わっています。酸化を抑制することができれば、「ペラルゴン酸」「ノネナール」「ジアセチル」も抑制することができるのです。

最近は生活習慣の乱れから、20代や30代で早くも「加齢臭・ミドル脂臭」を出す若者も少なくありません。反対に、40歳を過ぎても身体の抗酸化力が強ければ、加齢臭を抑える力も強くなります。老化現象のひとつである「加齢臭・ミドル脂臭」を抑えることは、そのままアンチエイジングにつながるのです。

では、問題の「加齢臭・ミドル脂臭」を抑えるにはどうしたらいいのでしょうか?具体的な対策は以下のようなものです。

基本的に「ミドル脂臭」と「加齢臭」の対策法は同じ。食生活、生活習慣の改善など、体の内側からの対策で臭いと体重を同時に落とせ、ダイエット効果も期待できます。女性の視線が気になったら、若い人でも生活習慣の改善をしましょう。

6.正しい「加齢臭・ミドル脂臭」の予防法

汗の臭いを残さず、清潔を心がける

加齢臭・ミドル脂臭対策の基本は、汗の臭いを残さないこと。ノネナールやジアセチルなどは汗の臭いとは違いますが、汗の臭いと混じることで強くなります。汗をかいたら早めに拭き取り、まめにシャワーを浴びて体を清潔に保ちましょう。

同じ服を長時間着続けないことも大切です。夏にジャケットを着ていると蒸れて臭いが強くなるので、できればクールビズを。また、服の繊維の中に臭いが染み込んでしまうので、スーツなどこまめに洗濯できない服は消臭スプレーなども利用するという方法もあります。汗っかきの人は制汗剤を使ってみてください。

抗酸化作用の強い食品やサプリメントをとる

年を取ると体の抗酸化力が落ちることで、加齢臭・ミドル脂臭が出てきます。ということは、緑黄色野菜など抗酸化作用の強い食品を積極的にとれば、落ちた分を補えばニオイの原因物質の抑制につながるということ。「草食系」の食生活は、加齢臭・ミドル脂臭を緩和する最短距離なのです。

サプリメントでは、「ビタミンC」「コエンザイムQ10」「アスタキサンチン」「レスベラトロール」などがおススメです。

参考:ディアナチュラ コエンザイムQ10

コエンザイムQ10に加え、美容や健康を支えるビタミンC、E、B群、β-カロテンなど11種のビタミンをプラスして、若々しくすこやかな生活を応援します

コエンザイムQ10は、抗酸化作用によるLDLコレステロールの酸化防止などの効果があります。

参考:DHC アスタキサンチン

アスタキサンチンは、ヘマトコッカスという藻に含まれるカロテノイドの一種。β‐カロテンの約10倍、ビタミンEの約1,000倍ものパワーを持つと言われています。いつまでも若々しくありたい方の、美容と健康をサポートします。

アスタキサンチンは、若返りビタミンEの約1,000倍も秘めているとされています。

 

早寝早起きを心がける

睡眠不足は体内の過酸化脂質を増やし、ノネナールやペラルゴン酸ができやすくなります。成長ホルモンが分泌される深夜は、皮脂の分泌も活発になる。深夜12時を過ぎても起きていると、日中よりも皮脂の分泌が増えることがわかっています。早寝早起きを心がけ、なるべく早めに入るようにしましょう。

また、ストレスも加齢臭・ミドル脂臭を生む大きな原因のひとつ。ストレスをためない生活を心がけることも消臭対策になります。どんなニオイケアをしていようとも、心身の休息はやはり不可欠なのです。

タバコを控える

「タバコ」「ストレス」「紫外線」などは、いずれも体内の酸化を進め、ノネナール・ペラルゴン酸などができやすくなる原因となります。

特に注意したいのはタバコ。大量の活性酸素を発生させることに加え、ニコチンの臭いが加わることで「オヤジくささ」(加齢臭)が強調されてしまうのです。加齢臭が気になる人は禁煙がベストですが、どうしてもやめられない場合は本数を減らす努力も必要です。

むやみやたらに香水などを使わない

強い香りの香水で不快な臭いブロックという手も考えられますが、これは一歩問違えると加齢臭と混じり合って強烈な悪臭を生み出しかねません。欧米人よりも体臭が薄い日本人の場合「味付けを濃くしてごまかす」よりも「臭いを消す」ことを考えたほうが無難でしょう。

まとめ

ニオイの元は汗と脂。汗はこまめに拭き、きちんとスキンケアをしていれば皮脂はある程度コントロールできます。さらに、ミドル脂臭や加齢臭を抑えるシャンプー、石けんなども市販されているので、併せて活用することをおススメ。

もちろん、気にし過ぎて「自己臭恐怖症」というメンタルの病気になるのは困りますが、無頓着なのは危険。家族や友人など気の置けない人と定期的にチェックし合うのがいいでしょう。

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